このページでは、スマホだけで課題添削を受ける場合のオススメ手順をご紹介しています。
【音感コース】課題添削の受け方でもご紹介していますが
添削を受ける主な手順は以下の3ステップです。
1)各課題で設定されている曲の音源を再生しながら歌い録音する
2)「振り返りの質問」を使って振り返りを行う。(ピッチ・協和性音感の場合は、お手本音源と録音した音源の協和感を聴き比べる)
3)振り返った内容文と録音音源をセットでSlackの該当チャンネルに投稿する
これをすべてスマホだけでやろうとすると、アプリをたくさん立ち上げる必要があり、負担に感じてしまう場合があるかと思います。
しかし、以下のような下準備をしておくと、いざ添削を受けたいという時にスムーズになります。
- トレーニング段階で事前にデータやテキストの準備をする
- 有料アプリ(120円)を使う
大きな手順としては、この2つになります。スマートフォンとひとことで言っても様々な機種がありますが、アイデアの一例として詳しくご紹介します。
スマホでトレーニングデータのダウンロードする方法がわからない方は、こちらのページを参考にしてみてください。
【音感コース】スマホからトレーニング用データをダウンロードする方法
「振り返りの質問」をコピーしてメモ帳などに保存する
STEP2の課題から、自分の状態を客観的に振り返ることになります。
そのための質問が下記のように用意されています。
文末の「Copy」ボタンを押すと全文がコピーできるので、スマホにはじめから入っているメモ帳アプリに貼り付けたり、メールの下書きに保存するなど、編集しやすい環境にしておくとスムーズです。
◆ピッチ・協和性音感の振り返りの質問
2.「上手くいっていたとしたら、何が要因で上手くいきましたか?」
※動画で解説している音感の理論を基に考えてください
3.「上手くいっていないとしたら、何が要因で上手くいっていないですか?」
※動画で解説している音感の理論を基に考えてください
4.「次回もっと上手くやるとしたらどの部分を意識して取り組みますか?」
5.「前回の内容と比べて良くなった所、気付きは何ですか?」
※2回目以降のみ
1.音と階名(言語)の結びつき度は何点ですか?(10段階評価)
※10段階の自己評価の基準は、
メロディを聴いた&鼻歌で歌った時、一つ一つの音が何の階名か、
パッと分かる(空耳する)速度感で測定してください。
10点は、0.2秒以内くらいのスピードで反射的に分かる水準です。
2.練習し始めの時点から、階名の定着が早い(得意な)階名は何ですか?
3.練習し始めの時点から、階名の定着が遅い(苦手な)階名は何ですか?
※当然、1曲目の時点では、2番の答えは余り無いということになります。
練習を進めていただくにつれて、
この部分の変化具合からも、階名識別感覚の成長を感じて頂けます。
4.練習時に何を意識したら、定着が鈍い階名の定着速度を上げられると思いますか?
また、練習をしていて気づいたことは何ですか?(どんなに小さなことでも)
5.前回の内容と比べて良くなったところはどこですか?
※2回目以降のみ
「AudioMemos」という有料アプリを使う
iPhoneの場合は、はじめから入っている「ボイスレコーダー」という録音アプリがあります。
しかし、このレコーダーで録音すると、お手本音源の再生は別のアプリ(「ファイル」アプリなど)を開かなければいけなくなり聴き比べをする時に面倒になります。
そこで、「AudioMemos」というアプリを使うと、録音した音源とお手本音源を一つの画面で管理出来て便利です、
120円の有料アプリ(2020年6月現在)ですが、スマホ上で聴き比べることにストレスを感じる方はぜひ導入してみてください。
流れは大きく分けて4つになります。
1. アプリのインストール
下のボタンからアプリをダウンロード&インストールします。


2.「AudioMemos」で録音する
※ここからの画像はiPhone画面での解説になります。Androidをご利用の方は、外観が少々異なる場合が有りますが、基本的な機能と操作は同じなので、同じ機能の操作を適宜お探しください♪
録音するボタンをタップするとすぐに録音が始まります。
別の再生機器からBass音源またはトニック音源を再生しながら、練習した内容を録音しましょう。

(便利機能)iPhone内で音源を再生しながら録音もできます。
通常、スマホで音源を再生しながら録音をしたくても、録音開始と同時に音源の再生が止まってしまう場合があります。
このアプリでは、下記のような設定をしておくと、別のアプリで音源を鳴らしながら録音することができます。
まず左下の歯車マークをタップします。

設定画面で「他のアプリからレコードの音」をONにし、完了をタップします。

こうすることで、例えばiPhoneの場合、下のアイコンマークのようなファイルアプリでトニック音源を鳴らしながら、AudioMemosアプリで録音を開始することができます。

ただし、この方法で録音する場合は「自分の声より音源の音が大きく録音されてしまう」場合があります。
- 再生する音源の音量は60%〜80%の間ぐらい
- なるべく自分の声をはっきりと出す
この2点に気をつけるとうまく行きやすいです。
ピッチ・協和性音感において、音量を下げることで倍音が聞き取りづらい場合は、録音前に一度最大音量で聴いて目的の倍音を捉えつつ、80%程度まで音量を下げて録音すると良いでしょう。
3. お手本音源をインポートする(ピッチ・協和性音感のみ)
トレーニングの時にもご利用頂いているかと思いますが、スマホにダウンロードしてあるお手本音源をアプリにインポートできます。左上の「+」ボタンをタップしましょう。

次に「ファイルアプリからのインポート」をタップすると、インポートするファイルを選べます。ファイルをダウンロードした場所を指定します。

するとこのように、自分の録音とお手本音源が並び、タップするだけで再生ができます。
聴き比べながら、メモ帳アプリなどで用意しておいた振り返りの質問項目を使って内容を振り返っていきましょう♪
※振り返りの質問項目は、下記にPDFでも用意しております。予めプリントアウトしておくと、振り返りやすくなって便利です。
まず振り返りの質問を踏まえて練習内容の洞察をしながらざっと全体の内容を考え、その後にメモ帳アプリ上で書き込んでいくとスムーズです。
(ピッチ・協和性音感の響きの10段階評価をする場合は、お手本音源と注意深く聴き比べてください)

4. Slackに投稿する
振り返りの文章も完成したらSlackに投稿しましょう!
まず、完成した文章を全文コピーしておきます。
次に、Audiomemosのアプリを開いて投稿したい録音音源をタップしましょう。
そして、「送信」をタップします。

送信するアプリをSlackにしたいので、
①「その他」タブに切り替えて
②「App」を選んでタップ
③「Slackのアイコン」をタップ
してください。
すると、投稿文と投稿先のチャンネルが選べるようになりますので、コピーしておいた文章をペーストして、チャンネルのSTEP数が合っているか確認の上「Post」をタップすれば完了です!

このように準備さえしておけば、2回目以降は手順の2〜4番の繰り返しにすることができます♪
まとめ
今回は
- 「振り返りの質問をテンプレートとして準備する方法
- Audiomemosというアプリを添削に活用する方法4手順
についてご紹介しました。
「気軽に添削を受けたいけど、スマホでやると大変・・・」とお悩みの方は是非活用してみてください♪