このページでは、音感コースの課題添削について解説しています。
音感コースの課題添削は、
① 暗譜課題(STEP1~)
② ピッチ・協和性音感の課題(STEP2~)
の2種類が有ります。
後述する「振り返りの質問」の内容は変わりますが、どちらも基本的な方法は一緒です。
それでは、解説していきます♪
課題添削の効果

音感コースの課題添削を受けると以下のような効果があります。
- 取り組んでいる練習の方向性が正しくキープされているかどうか確認できる
- トレーニングに取り組んでいる中で、うまくいかない・つまずいてしまう場合のアドバイスがもらえる
- (ピッチ・協和性音感の場合)正しいチューニングができているかどうかの確認ができる
スポーツのトレーニングと同じように、音感のトレーニングも正しいフォームで練習を積み重ねることで、より効率的に磨いていくことができます。
ただし、音感は筋トレとは違い「頭の中のイメージ」や「音の認識力」を扱うため、目に見えない分野という難しさがあります。
間違ったトレーニングを繰り返す中で挫折してしまわない為にも、ぜひ課題添削システムを活用してください♪
添削を受ける3ステップ
添削を受けるまでの流れは次の3ステップです。
それぞれ注意点やポイントがあるので詳しく解説します。
1)各課題で設定されている曲の音源を再生しながら歌い録音する

●再生する音源とは・・・
- 暗譜課題の場合は「Bass音源(原曲テンポ)」
- ピッチ・協和性音感の場合は「トニック音源」
のことです。
なお、「Bass音源」と「歌」の音量バランスは、「5:5」くらいでお願いします。
●自分の声(歌)を録音する理由・・・
「熟練したジャズ奏者は楽器で弾くアドリブをすべて歌うことができる」という話を聞いたことがあるでしょうか?
脳内で正しい音程でイメージできている=正しい音程で歌える状態ともいえます。
それだけ歌には「その人が向けている意識や脳内イメージ」が現れます。
また、あるジャズピアニストの方いわく「録音しないで楽器の練習をすることは、鏡を見ないで化粧する事と同じで全く意味がない」という話が有りますが、これは的を射た考え方と言えるでしょう。
自分の音を録音して振り返るという形でやるからこそ、一回一回のトレーニングで気付きが増し、確実に血肉となる様な有意義な練習になるのです!
こういった理由から、わくわく音楽王国では、音感のトレーニングにあたって歌うことを取り入れ、また自分の音を録音し客観的に聴くことを推奨しています。
その一環で、添削を受ける際にも歌を録音する形式に統一しています。
最初のうちは、「録音した歌を他人に聴かせるのが恥ずかしい」と思うかもしれません。
しかし、音楽王国は、王国憲法文が示す通り、「安心安全の音楽成長空間」です。
歌の上手い下手を批評したり、貶すようなことを言う人は王国にはいませんので、ぜひこの護られた環境で、音楽のスキルアップに有利な習慣・感覚を身に着けていってください♪
2)「振り返りの質問」を使って振り返りを行う。(ピッチ・協和性音感の場合は、お手本音源と録音した音源の協和感を聴き比べる)

客観的に自分の状態を振り返るステップです。
Slackに「#study_a-音感振り返り質問」というチャンネルがあり、暗譜課題とピッチ・協和性音感それぞれに「振り返りの質問」が用意されています。
※振り返りの質問項目は、下記にPDFでも用意しております。予めプリントアウトしておくと、振り返りやすくなって便利です。
この「振り返りの質問」は、コーチングの専門的観点から考案された、目に見えない「音感」という分野において、現在地をできるだけ客観的に把握し、建設的に改善へ向けていく為の質問項目です。
暗譜課題、ピッチ・協和性音感の課題の添削を受ける際は、この質問に沿って振り返ってください。
当然、普段の練習の際にも有効ですので、練習のキリの良いタイミングで取り入れていくのも良いでしょう。
ここで改めて、この音感コースで身に付けられる能力を確認しておきましょう。
- 理論的に支えられた、より実用的な音感
- 自ら音感を磨き続けることができる力
実は「振り返りの質問」を使うと、特に②番の力を養うことができます。
この質問に向き合うことで、
- 考えながら文章としてアウトプットすることで学んだ理論の理解度・定着度が上がる
- 可視化しにくい「音感」を数値化して、自分の状態をより客観的に判断できる
- 振り返る過程で「自ら音感を伸ばす力」を磨くことができる
という効果があります。
添削をする側も「あなたが認識していること」がわかるので、より的確なアドバイスをすることができます。
このように、質問を使って効果的な添削を繰り返し受けると、今後も応用可能な「自ら自身の課題を見極め、改善する力」を身につけることができます!
少し手間のかかるステップですが、音感コース修了後も音楽ライフを加速化してくれる能力ですので、是非丁寧に取り組んでみてください♪
3)振り返った内容文と録音音源をセットでSlackの該当チャンネルに投稿する

- 振り返りの文章
- 録音した音源(圧縮形式は.mp3推奨)
の2点が揃ったら、王国Slackの中のチャンネル=「study_b_音感_step●」に投稿しましょう(●の部分は、取り組んでるSTEP数と合ったチャンネルに投稿してください)。
パソコンの場合はSlackのアプリ上にドラッグ・アンド・ドロップ、スマホの場合はアプリのシェアボタンなどからSlackとチャンネルを選択し、投稿できます♪
投稿方法など、わからないことがあれば・・・
操作や録音のやり方・何を書けばいいのかわからないなど、悩むことがあればなんでも気軽にSlack内で質問してください!
「#free_安心安全の雑談広場」や「#free_音楽質問と相談広場」などに投稿していただければ、サポートいたします♪
スマホだけを使う場合のオススメ手順

スマホで添削の3ステップに取り組もうとした際、複数のアプリを何度も開く必要が出てくるなど、手間がかかってしまう場合があります。
そこで、オススメの準備方法や便利なアプリをこちらの
「スマホだけで課題添削を受けるオススメ手順」というページで紹介しています。
まとめ
今回は
- 課題添削を受けることで得られる効果
- 具体的な添削を受ける3ステップ
- それぞれの注意点や取り組む意義
- スマホで準備する場合のオススメ手順ページ
についてご案内しました。
課題を投稿すればトレーニングをする仲間=王国民が称賛のスタンプを押してくれて励みになります!ぜひ、楽しみながらあなたの望む音感を手に入れて、自由な音楽ライフ実現に役立ててください♪
また、前述の通り、音感は目に見えない分野ですので、自分の感覚の変化やそれを言語化してアウトプットすることも、上達のコツになります。
王国には、小さな感覚の変化や成長起こったことを書き込める「#free_小さな成長」というチャンネルが有ります。
ご自身が実感できた成長は積極的に書き込んでみましょう♪